変更された内容
コロラド州エングルウッドに拠点を置き、100以上の病院を擁するカトリック系医療システム、カトリック・ヘルス・イニシアティブ(CHI)は、2017年度を通じて大幅な赤字に陥っていた。年間の営業損失は5億8500万ドル、2016年12月31日に終了した四半期だけでも1億4600万ドルの営業損失を計上した。リストラ費用が業績を圧迫する一方、患者入院数の減少と償還圧力により、全米の病院システムは統合へと向かっていた。
その解決策は、CFOのディーン・スウィンドルが包括的な業績改善計画と呼ぶものだった。CHIは人件費とサプライチェーン費用を削減し、リストラ費用を抑えるとともに、赤字事業からの撤退を続けた。ケンタッキーワン施設のルイビル大学への移管が継続され、ルイビル地域での急性期医療事業の売却も並行して進められた。一方、ケンタッキー地域は全市場でCHIが「強い改善傾向」と呼ぶ状況を示した。
2017年12月31日に終了した四半期までに、計画は成果を現した。営業損失は150万ドルに縮小し、前年同期の1億4600万ドルの損失に対してほぼ損益分岐点となった。営業EBIDAは1億2600万ドルから2億8200万ドルへと2倍超に増加し、純利益は約2億1500万ドルに達した。CHIはこの反転を、コスト削減、リストラ費用の減少、ハリケーン・ハービー被害に対する保険金支払いに帰した。患者数の大半が減少する中でも、医師の診察件数は3.6%増加した。
「包括的な業績改善計画の非常に前向きな成果が確実に現れ始めている」とスウィンドルは述べ、2019年度に向けた「強い勢い」を指摘した。この回復は規模拡大の条件も整えた。2017年12月、1年にわたる交渉を経て、CHIはディグニティ・ヘルスとの合併契約に署名し、営業収益で全米最大の非営利医療システム(28州にまたがる139病院)を創設することになった。取引は2018年後半の完了が見込まれた。
達成された成果
四半期営業損失は1億4600万ドルから150万ドルに縮小。営業EBIDAは1億2600万ドルから2億8200万ドルへ2倍超に増加。四半期純利益は約2億1500万ドルに達した。
うまくいった理由
てこになったのは需要ではなくコスト構造だった。患者数の大半が減少する中、人件費とサプライチェーンの削減が反転を牽引した。
赤字事業の整理は二重に効果を発揮した。ルイビル事業の売却で事業規模が縮小する一方、残存するケンタッキー市場は改善した。
誠実な要因説明が信頼性を保った。CHIはハリケーン・ハービーの保険金支払いを追い風の一つに挙げ、当四半期を純粋な事業成果として粉飾しなかった。
まず損益計算書を立て直したことがCHIに交渉力を与えた。赤字のままディグニティ・ヘルスとの合併に署名したが、四半期ごとに計画の有効性が証明されていた。
応用できること
合併は窮境ではなく勢いに乗って臨む。改善が続く四半期が続いたことで、赤字のシステムが対等なパートナーとして規模拡大を交渉でき、一時的な追い風を開示することで話の信頼性が保たれた。
その後
ディグニティ・ヘルスとの合併は規制当局の承認を待ち、2018年後半の完了が見込まれていた。実現すれば合併後のシステムは営業収益で全米最大の非営利組織となり、28州に139病院を擁することになる。スウィンドルは「今年後半および2019年度を通じた強い勢い」を見込んでおり、ケンタッキーワンのルイビル大学への移管は継続した。
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出典
- CHI continues turnaround, Q2 bolstered by lower restructuring costs Healthcare Dive · healthcaredive.com ·
- CHI posts $585M operating loss in FY17 Healthcare Dive · healthcaredive.com ·
- CHI Quarterly Report for the period ending December 31, 2017 Catholic Health Initiatives · catholichealthinitiatives.org