カルサンバイ・パテルが創業したグジャラートの洗剤グループ、ニルマがセメント事業に参入したのは2014年、年産230万トンの能力を備えてのことだった。2016年にラファージホルシムがインド部門を売却対象に出すと、ニルマはサジャン・ジンダルのJSWセメントやピラマル・エンタープライゼスといった入札者に対して部外者と見られていた。

2016年7月、ニルマはラファージ・インディアを企業価値約14億ドル(₹9,400クロール)で買収することに合意し、両ライバルを競り負かした。この取引により、インド競争委員会の承認を条件として、ニルマは一挙に約1,100万トンの能力を手に入れた。

ニルマはこの事業をヌヴォコ・ヴィスタスと改名し、2020年にはエマミ・グループのセメント会社を加え、インド第5位のセメントメーカーかつ東部の支配的プレーヤーとなった。2021年5月、ヌヴォコは₹5,000クロールのIPOの草案を提出し、新規発行による調達資金の大半を₹7,642クロールの借入金の返済に充てる計画を示した。

₹9,400クロール(14億ドル)で1,100万トンの能力を取得。ヌヴォコはインド第5位のセメントメーカーとなり、₹7,642クロールの債務を削減するため2021年に₹5,000クロールのIPOを申請した。

ラファージホルシムはインド資産を売却する必要があり、既存プレーヤーではない企業に全国規模を一挙に買収する稀な機会が生まれた。

1,100万トンの買収は、許認可や土地の制約が厳しい業界で工場を建設するよりも速く、安く済んだ。

ニルマはこの賭けを自社のバランスシートから賄い、規模が証明された後にデレバレッジのためのIPOを計画した。

2020年のエマミ・セメントの追加買収により、上場前に東インドでの支配力を深めた。

現金創出力の高い中核事業を持つ同族企業は、苦境にある既存企業の資産を大規模に買収することで新産業へ飛躍し、その後公開市場を活用してレバレッジを消化できる。

ヌヴォコ・ヴィスタスは2021年5月、₹5,000クロールのIPOに向けて証券取引委員会(SEBI)に目論見書草案を提出し、新規発行による調達資金の大半を2021年3月31日時点の総借入金₹7,642クロールの削減に充てることを明記した。かつて低価格洗剤の代名詞だったニルマ・グループは、参入から7年以内にインドのセメント生産上位5社の一角となっていた。

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出典

  1. Lafarge to sell India assets to Nirma for $1.4 billion The Economic Times · economictimes.indiatimes.com ·
  2. Nirma agrees to buy Lafarge India assets The Hindu · thehindu.com
  3. Nirma Group-backed Nuvoco Vistas files papers for Rs 5,000-crore IPO The Economic Times · economictimes.indiatimes.com ·