2015/16年度までに、ガーディアン・ニュース・アンド・メディアは、印刷広告の崩壊とデジタル広告の成長がGoogleとFacebookに流れ込む中で、年間約5700万ポンドの損失を計上していた。編集長のキャサリン・ヴァイナーとCEOのデイヴィッド・ペムセルは2016年に、2つの手段を柱とする3年間の再建計画を開始した。すなわち、コストを約20%削減することと、ペイウォールを設ける代わりに、世界中の読者に対して継続的な寄付、メンバーシップ、購読を通じてジャーナリズムを自発的に資金援助するよう呼びかけることである。

この賭けは、ガーディアンのオープンアクセスかつスコット・トラスト所有というモデル自体が売り物であるという前提に立っていた。つまり、読者は誰もが無料で独立したジャーナリズムを利用できる状態を維持するために金を払うだろうという考えである。寄付の呼びかけは、ウィンドラッシュやケンブリッジ・アナリティカといった調査報道に直接結びつけられ、米国とオーストラリアの事業は財政的に持続可能な市場へと成長した。

2019年5月、同社は損益分岐点に達したと発表し、2018/19年度に80万ポンドの営業利益を計上した。印刷とデジタルを合わせて月額65万5000人の定期支援者を数え、さらにその年だけで30万人が単発の寄付を行い、年間コストは2億2200万ポンドに削減された。スコット・トラスト基金の年間2500万〜3000万ポンドの運用収益が、その間ずっと安全網として機能した。

2018/19年度に5700万ポンドの損失から80万ポンドの営業利益へと転換し、65万5000人の継続支援者と30万人の単発寄付者を抱え、コストを20%削減した。

自発的な寄付はガーディアンのオープンアクセスの使命と世界的なリーチを維持し、それが潜在的な支援者の母集団を最大化した。

並行してコストを20%削減したため、読者収入が5700万ポンドの穴全体を単独で埋める必要はなかった。

寄付の呼びかけは影響力の大きい特定のジャーナリズムに結びつけられ、寄付者に支払う具体的な理由を与えた。

スコット・トラスト所有構造により、短期的な利益を求める株主の圧力がなく、3年間の猶予期間が可能になった。

米国とオーストラリアでのデジタル成長により、縮小する英国の印刷市場以外にも収入が多様化した。

使命主導のブランドは、コンテンツをゲートで制限することなく忠誠心を収益化できる。つまり、読者に自分たちが信じる価値観のために自発的に支払うよう求めつつ、計算が合うようにコストを十分に削減するのである。

ガーディアンは2022年までに200万人の支援者という新たな目標を設定し、後に100万人を超える継続的なデジタル支援者を報告した。このモデルは、厳格なペイウォールなしで読者収入を得る業界の参考事例となったが、財政は依然として脆弱であった。COVID-19により2020年には180人の人員削減を余儀なくされ、グループはその後数年間に再び営業損失を計上した。ペムセルは2020年に退任し、ヴァイナーは編集長として留まり、オブザーバーは2025年にトータス・メディアに売却された。

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出典

  1. Guardian breaks even helped by success of supporter strategy The Guardian · theguardian.com ·
  2. The Guardian breaks even against the odds: we couldn't have done this without you The Guardian · theguardian.com ·
  3. Guardian owner breaks even after decades of losses The Irish Times · irishtimes.com ·