何が変わったか
2013年にアクリット・ヴァイシュ氏とスワパン・ラジデヴ氏が創業したムンバイの会話型AIプラットフォームHaptikは、2019年にReliance Jioに200クロール(20億ルピー)超で買収された。ヴァイシュ氏によると、Relianceの傘下で同社は50万ドルの事業から5年間で年間経常収益3,500万ドルへと拡大し、同時にキャッシュフロー黒字化を達成した。同社のプラットフォームでは旅行予約やフード注文などのタスクを処理でき、Swiggy、Zepto、Paytmなどが利用している。
2025年2月、ヴァイシュ氏はX上で、前年にCEOを退任し、長年在籍した従業員のアフシャド・ジュサワラ氏に経営を引き継いだことを明らかにした。同氏は、広範な後任探しの結果、最適な候補者はすでに社内にいるとの結論に至ったと説明した。「この1年、次期CEOとしてアフシャドは事業を30%成長させ、エージェント型の世界に向けた企業ロードマップの方向づけに成功した」とヴァイシュ氏は書き、スタートアップを「本当の企業」に変える手助けをしたとしてRelianceの功績も挙げた。
この引き継ぎは、エージェント型AIの導入が広がる波の中で行われた。Deloitteは、生成AI分野の企業の25%が2025年までにエージェント型AIを試験導入し、2027年までに50%に増えると予測した。一方、Gallabox(350万ドル調達)やAtomicwork(2,500万ドル)などのスタートアップがエージェント製品を構築し、OpenAIはインドでOperatorエージェントをリリースした。ヴァイシュ氏はHaptikの取締役会に留任する。ジュサワラ氏はWizly、Mobikon、BookMyShowでの職務を経て2021年にHaptikに入社した。
何を達成したか
ヴァイシュ氏によると、次期CEOのジュサワラ氏の下でこの1年に事業は30%成長し、ロードマップはエージェント型AIへと方向づけられた(本人による申告)。
すでに事業を運営していた社内候補者であったため、外部採用が伴ったであろう移行リスクが排除された。
エージェント型AIへの移行はロードマップの変更を必要とし、すでにそれを主導していた人物が30%の成長を達成していた。
ヴァイシュ氏は、圧力の下ではなく、キャッシュフロー黒字という強い立場から引き継ぎを行った。
創業者を取締役会に残すことで継続性を保ちつつ、日々の業務を10年にわたる指導者から解放した。
何を応用できるか
創業者の後継は、後継者が社内育ちで、すでにその地位で実績を証明しており、創業者が事業の健全なうちに、危機の最中ではなく引き継ぐときに円滑に進む。
その後
ヴァイシュ氏はHaptikの取締役会に留任し、「近い将来に大きな発表がある」とほのめかした。かつてWizly、Mobikon、BookMyShowで事業責任者を務めたジュサワラ氏は、2024年の引き継ぎ以降、同社を率いている。Inc42は、エージェント型AIの導入が世界中で加速する中、OpenAIのOperatorがインドで開始され、GallaboxやAtomicworkなどの競合がエージェント製品のために資金を調達する時期に、この変更を報じた。
出典をたどる
出典
- Haptik's Aakrit Vaish Steps Down, Ahshad Jussawalla Takes Over As CEO Inc42 · inc42.com ·