何が変わったか
キンドは2014年に菓子事業の80%をモンデリーズ・インターナショナルに3億7000万ドルで売却した当時、ベトナム最大の製菓会社だった。続いて2016年8月に残り20%を約2兆ベトナムドンで売却した。キド・グループと改名した同社は約5億ドルを手元に持ちながら中核事業を持たず、再構築するカテゴリーとして食用油を選んだ。
食用油への進出は出資から始まった。キドは国営系のボカリメックスの24%を保有しており、2015年にはマレーシアのフェルダ・グローバル・ベンチャーズおよびインド・トランス・ロジスティクスとの食用油合弁事業を模索した。2016年後半には、年間売上高約4兆ベトナムドンで製油所2か所を持つ市場リーダーのトゥオンアン植物油(TAC)に対して公開買付けを開始し、落札のために1株あたり7万8000ドンから8万2000ドンへと買付価格を引き上げた。
2016年11月24日までに、キドは1230万株超(TACの約65%)を1兆120億ベトナムドンで取得し、グループCEOのチャン・レ・グエンをTAC会長に据えた。ボカリメックスがさらにTACの27%を保有していたため、キドがボカリメックス株を51%に向けて引き上げれば、国内有数の食用油メーカーの実質約92%を支配できることになった。
何を達成したか
キドは売上高4兆ベトナムドンの市場リーダーであるトゥオンアンの65%を1兆120億ベトナムドンで取得し、ボカリメックス経由で92%へと近づいた。2022年にはカイラン株を2兆1580億ベトナムドンで売却した。
モンデリーズ売却後のキドの中核資産は、数十万の販売店に届く流通網であり、これは菓子から食用油へ自然に転用できる。
食用油は安定した需要のある生活必需品であり、多国籍企業との競争にすでに直面していた菓子とは異なる。
トゥオンアンへの公開買付価格を1株あたり4000ドン引き上げたことで確実性を買った。長期の争いではなく、市場リーダーの支配権を手に入れたのだ。
出資の連鎖、すなわちボカリメックスの24%(同社自身がトゥオンアンの27%を保有)により、キドはより少ない現金で実質的な支配に到達できた。
何を応用できるか
自社が支配する事業を売却することで次の事業の資金を得られる。ただしその収益を、自社の流通網こそが真の資産となる隣接カテゴリーへ再配分する場合に限る。規模のために一度は高く払い、その後は迅速に統合せよ。
その後
キドの下で、トゥオンアンは2017年に税引前利益で1650億ベトナムドンの計画を立て、これは前年のほぼ2倍だった。キドは整理を進め、2022年11月に子会社ボカリメックスがカイラン油脂合弁事業の24%株を2兆1580億ベトナムドン(8700万ドル)でウィルマーのシテキに売却し、トゥオンアンを唯一の食用油ブランドとして残した。アナリストは45万店の販売網を同社の堀(競争優位)と指摘した。菓子事業の資金は最終的に数倍になって戻ってきた。
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出典
- Kido ups the ante for vegetable oil company VietnamNet · vietnamnet.vn ·
- Kido hoàn tất việc thâu tóm dầu ăn Tường An Tuoi Tre (Saigon Times Online) · tuoitre.vn ·
- Food producer KIDO sells stake in cooking oil company VnExpress International · e.vnexpress.net ·