サンパウロ州の上下水道事業者サベスプは収益性があったものの行き詰まっていた。ブラジルの2020年衛生法は2033年までの水道・下水道の全面普及を義務付けており、州が支配する同社はこの設備投資計画を自社のキャッシュフローや逼迫した州予算から賄うことができなかった。

タルシジオ・デ・フレイタス州知事は漸進策ではなく民営化を選んだ。2023年後半に州議会が売却を承認した後、サベスプはSECにForm F-3で登録した世界的な売出しを組成し、2024年7月18日に1億9170万株(179万ADSを含む)を1株67.00レアル(1 ADS当たり12.14米ドル)で価格設定した。

需要は十分に強く、引受幹事は15%のオーバーアロットメントを全額行使した。2024年7月22日に2億2047万株が決済され、すべて売出株主である州が売却した。エクアトリアル・エナジアがアンカー投資家として参加し、従業員と個人投資家には優先割当枠が用意された。

この売却により州の持分は支配権を下回る水準まで低下したが黄金株は保持され、サベスプは2029年までに(国の期限より4年早く)その事業区域内でサービスを全面普及させる契約上の義務を負う民間経営の事業者として再位置付けられた。

州は2億2047万株を1株67.00レアル(1 ADS当たり12.14米ドル)で売却し、総額約148億レアルを調達して、過半数の支配権を民間資本に譲り渡した。

2033年の全面普及義務は、州予算だけでは満たせない厳しい期限を生み出した。

1株67レアルでの価格設定とオーバーアロットメントの全額行使は、規制されたブラジルの衛生資産に対する民間の需要を示した。

アンカー投資家に加え従業員枠と個人投資家枠を設けたことで、政治的リスクと市場リスクが分散された。

民営化により、資本へのアクセスが事業権契約内のサービス義務と結び付けられた。

公的な義務が州のバランスシートを超える場合、支配権を民間資本に売却することで、資金調達不能な義務を投資可能な義務に転換できる。

この売出しは2024年ブラジル最大の株式取引となり、他の州の衛生事業売却のひな形となった。サベスプは2029年までにサンパウロでの全面普及を達成するため数百億レアル規模の投資を約束し、民営化後に民間経営が効率目標を設定したことで同社株は上昇した。

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出典

  1. Sabesp announces the pricing of the public offering of its shares SEC EDGAR (Form 6-K) · sec.gov ·
  2. Sabesp announces the settlement of the public offering of its shares SEC EDGAR (Form 6-K) · sec.gov ·