1967年に設立され、アル・グライル家が支配するマシュレクは、ここ数年で最悪の状態で2021年を迎えた。上半期の所有者帰属純利益は前年同期比84%減のわずか8500万ディルハムに落ち込み、減損引当金は53%増の14億9000万ディルハムに膨らみ、コロナ時代の支払繰延が依然として貸借対照表を圧迫していた。それでも会長のアブドゥルアジズ・アル・グライルは、銀行の「進行中のデジタル変革」こそが将来を有望に見せている理由だと位置づけた。

その証拠は数週間後に現れた。2021年7月、同行は8月にUAEの支店網を10店舗に削減すると届け出た。2年前の34店舗からの削減であり、サイクルの底で残っていた支店の3分の2を閉鎖する一方、ZandやAl Maryah Community Bankといったデジタル専業の競合はまだ足場を固めている最中だった。数年前にNEOデジタルプラットフォームで始まっていたこの転換は、来店客数の崩落を一時的な縮小ではなく、支店経済からの恒久的な撤退へと変えた。

2025年初頭までに銀行の姿は変わっていた。2025年第1四半期は税引前利益21億ディルハム(税引後18億ディルハム)、自己資本利益率21%、貸出成長率14%、コスト収益率29%を達成し、これは業界最低水準の一つだった。営業収益は31億ディルハムに達し、非金利収益は16%増加した。金利依存からの意図的な多角化の証拠である。グループCEOのアハメド・アブデラールは「デジタルと地域への注力」を功績とした。マシュレク・オマーンが立ち上がり、パキスタンではデジタル小売の試験運用が行われていた。

この戦略は売却可能なインフラも生み出した。2025年1月、マシュレクは決済部門Neopayの3億8500万ドル相当の株式売却を完了し、転換が築いた資産を現金化した。NEOは国際的に拡大しており、支店数はもはや銀行を測る尺度ではなかった。

2025年第1四半期の税引前利益は資産2730億ディルハムに対して21億ディルハム、自己資本利益率21%、コスト収益率29%。NEOプラットフォームはオマーンで稼働し、パキスタンでは試験運用中である。

84%の利益急減により支店網の固定費は擁護できないものとなり、物議を醸す閉鎖計画を誰も反対できない届け出へと変えた。

フィンテックの免許が成熟する前の2021年に10支店まで閉鎖したことで、マシュレクはUAEのデジタル専業参入者に対して後手に回ってシェアを守るのではなく、先手を保つことができた。

節約分は非金利収益(決済、中小企業向けサービス、地域展開)に振り向けられ、100ベーシスポイントの利下げ後も利ざやが維持された理由となった。

Neopayを3億8500万ドルで現金化したことは、この戦略が単なるコスト削減ではなく、売却可能なインフラ資産を生み出したことを示した。

業績が最悪の時にこそレガシーなコスト基盤を最も大胆に削るべきである。危機時の縮小はコスト収益率を恒久的にリセットするが、回復を待つと撤退すべき支店が再び正当化されてしまう。

マシュレクはこの手法を2025年まで貫いた。預金の65%を低コストの当座預金と普通預金に置き、自己資本比率18.5%、流動性カバレッジ比率126%を維持し、ESGデータセット全体について外部保証を取得したのは地域で初めてだった。かつて支店数で自らを測っていた銀行は、今やコスト収益率と自己資本利益率で自らを評価している。

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出典

  1. Dubai's Mashreq reduces physical branches amid digital push The National · thenationalnews.com ·
  2. Mashreq posts Dh2.1b Q1 profit as digital, regional growth drive momentum Gulf News · gulfnews.com ·
  3. UAE's Mashreq completes $385 million stake sale of Neopay Gulf News · gulfnews.com ·